キャバクラに来るお客さんの中には、無口でおしゃべりが得意ではない方もいらっしゃいます。
そういった時にどういう接客をすればいいのかという悩みは、キャバ嬢が抱える悩みの1つでもあります。
本記事では、無口なお客さんと会話をするための方法をご紹介します。
無口なお客さんに多いタイプ
無口なお客さんに多いのは、シャイなタイプです。
お店に来てみたのはいいけど人見知りでうまく話せず、キャバ嬢に話しかけられて端的な返事しかできず会話が続かなくなってしまうのです。
しかし、来店直後は無口でなかなか会話が盛り上がらなくても、キャバ嬢の接客次第では心を開き積極的にしゃべるようになってくれます。
少しずつ口数が増え、意外と盛り上がったりするものです。
なので、無口だから嫌だなと最初から突き放すのではなく、徐々に距離を縮められるように接客の方法を工夫することが大切です。
ペーシングで相手が話しやすいリズムに
無口なお客さんとの接客でキャバ嬢にやってもらいたいのが、ペーシングです。
ペーシングとはコミュニケーションのリズムを相手に合わせるという心理学に基づいた会話方法です。
例えば、しゃべるのが遅い人にハキハキと話してはあなたがしゃべった後に「間」が生まれやすく、2人の会話のリズムがずれてしまいます。
そこで、相手のスピードに合わせてしゃべり、会話に「間」を生まれにくくするのです。
これがペーシングなのです。
そうしてリズムの合った会話をすることで、お客さんが「自分とあなたのリズムが合っている」と感じ、警戒心を解くきっかけになります。
あまり親しくない関係であればある程、無口なお客さんは最初、自己防衛モードに入ってしまいます。
それを少しずつ溶かしてあげるように接客すれば、自然と相手のリズムに合わせた会話ができるでしょう。
話を聞く時はリアクションが大切
さらに、お客さんが楽しく話をするためには、お客さんの話に共感しリアクションをしてあげる接客をすることが大切です。
人は相手が自分の言葉に共感や関心、驚きなどのリアクションをしてくれれば自然と、話すのが気持ちよくなって心を開きやすくなります。
話を聞くときのリアクションさえ上手にできれば、あとはお客さんの話に質問したり会話を広げたりしてあげればいいのです。
この時、お客さんは相手の質問に答えているという感覚ではなく、自分でしゃべっているという感覚になるので、自分から話せていることがさらに気持ちを楽しくさせます。
また、アイコンタクトや笑顔を見せることで緊張をほぐすこともできます。
これらの接客を全て実践できれば、きっと無口なお客さんも口数が増えていくはずです。
無口なお客さんの心を開けるようになったら、キャバ嬢としての接客にも磨きがかかるでしょう。
会話のネタをたくさん持っておこう
無口なお客さんの中には、そもそも何をネタに話したらいいか分からないという方もいらっしゃいます。
そういう時に、こちらから話を振ってあげれば自然と会話ができるようになります。
無口なお客さんにも、好きなものや興味があるものが必ずあるので、それを少しずつ探っていく接客をしましょう。
ここで、会話のネタとして使えるものをご紹介します。
1. 出身地
出身地はローカルスポットを頭に入れておけば会話を広げることができ、「きれいだよね」とか「行ってみたいな」などと話を広げやすいのでおすすめです。
2. 服や持ち物
お客さんが身に付けているジャケットやネクタイ、時計などから話題を見つけブランドの話へと会話を広げることができます。
また、似合っていて素敵ですなどと褒めやすいのもこのネタです。
3. おすすめの飲食店
行きつけのお店の話やいつか行こうと思っているお店をお互いに出してみれば、共通点が見つかるかもしれません。
イタリアンや和食といったジャンルの話から、好きなお酒の話まで会話を広げやすいです。
もし共通点がなくても、興味があるという姿勢を見せれば、お客さんとの距離が縮まりやすいでしょう。
おわりに
無口なお客さんとも会話ができるようになれば、キャバ嬢としても成長することができます。
無口なお客さんへの接客はペーシングやリアクションを大切にし、お客さんに楽しいと思ってもらうことが特に大切です。
そうして、最終的にあなたと話すのが楽しいと思わせ、指名につなげましょう。